ジムニーのタイヤ突出は条件次第で車検NG!
- タイヤのみ:10mm未満なら認められる場合あり(乗用車のみ)
- ホイール・ナット突出:NG
- 貨物車:タイヤ突出特例なし
- 回転部分突出:厳しく確認される
特にロングナットやスペーサー装着車は注意が必要です。

ジムニーのカスタムで特に多い車検不適合項目が「ハミタイ(回転部分の突出)」です。
リフトアップや社外ホイールを装着した結果、知らないうちに保安基準違反になっているケースが非常に多く、ユーザーからの相談も多い項目です。
この記事では、自動車検査の観点からジムニーにおける回転部分突出の判断基準と対策を分かりやすく解説します。

「自分の車、検査に合格しないかも…」と思われている方、
この記事を最後まで読んでいただくと、検査に合格する可能性が上がるかもしれません。


このままだと確実に不合格ね…
どうすれば適合するんだろう。
ハミタイ(回転部分突出)とは何か?

回転部分突出とは、タイヤ・ホイールなどの回転する部分が車体外側に突出している状態を指します。
保安基準では、歩行者保護および安全確保の観点から、回転部分が露出している車両は不適合となります。
特に検査で確認されるのは以下です。
- タイヤやホイールの外側がフェンダーからはみ出している
- ホイールのリムが露出している
- トレッド拡大による外側突出
- 事故等によりフェンダーがへこんで実質タイヤが突出している
なぜ「ハミタイ(回転部分の突出)」が危険なのか?
「少しくらいタイヤやナットが出ていても大丈夫でしょ?」と思われることもあります。
ですが、回転部分の突出は、歩行者や周囲の交通に危険を及ぼす可能性があるため、保安基準でも厳しく確認されるポイントです。

歩行者へ接触した際の危険性
タイヤやホイールは走行中に高速回転しています。
もし歩行者と接触した場合、突出したホイールやナットが衣服や身体に引っ掛かることで、被害を大きくしてしまうおそれがあります。
特に、
- ロングナット
- スピンナー風パーツ
- 鋭利な装飾部品
などは危険性が高く、突起物として厳しく見られる傾向があります。
自転車・バイクとの接触リスク
狭い道路やすれ違い時では、自転車やバイクが車両側面付近を通行するケースもあります。
その際、突出した回転部分が接触すると、
- タイヤへ接触して転倒
- 衣類の巻き込み
- ハンドル操作への影響
などにつながる可能性があります。
「少しだけだから大丈夫」と思っていても、走行中の回転体は想像以上に危険です。
タイヤ脱落事故との関係
近年は、タイヤ脱落事故も大きな社会問題となっています。
特に、
- ユーザー自身による脱着
- スペーサー装着
- 締付け不良、増し締め未実施
などが原因となる事例も発生しています。
スペーサー自体が直ちに悪いわけではありません。
しかし、適切な取付けや締付けトルク管理が行われていないと、重大事故につながる危険性があります。
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回転体への巻き込み
回転しているタイヤやホイールは、走行中かなり強い力で回転しています。
突出した部品があると、
- 衣類
- 紐
- 荷物
- 周囲の物
などを巻き込む危険性も考えられます。
そのため、保安基準では「回転部分の突出」が厳しく確認されているのです。
「車検に通ればOK」ではありません
「車検の時だけ純正へ戻す」というケースもあります。
もちろん車検へ適合させることは重要ですが、本来は普段から保安基準に適合した状態で安全に走行することが大切です。
警察による街頭検査や整備命令の対象となる可能性もあるため、見た目だけではなく安全性も意識したカスタムを心掛けましょう
ジムニーで回転部分突出になりやすいカスタム
タイヤサイズアップによるタイヤの突出

「185/85R16」や「195R16」であれば車検に通ることが多いでしょう。
それ以上のサイズアップはボディに干渉したり、フェンダー部分から突出する可能性が高まります。

タイヤのインチアップってカッコいいですよね!
けど、車検にひっかからないように慎重に選ぶことが重要です!
ホイール、ナットの突出


ホイールはもちろん、ナットの突出もNGですよ!
スペーサーの挿入

ホイールの位置を外側へオフセットさせるスペーサーは、不適合になりやすい。

スペーサー自体の取付けは悪くありません。
ただし、保安基準に適合した状態で取り付けることはもちろん、
走行中に緩みや脱落が発生しないよう、確実に固定されていることが重要です。
回転部分の保安基準の解説

ここからは保安基準の解説です!
車検で不合格にならないよう、しっかり確認しましょう。
保安基準では、
『自動車が直進姿勢をとった場合において、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方 30°及び後方50°に交わる 2 平面によりはさまれる走行装置の回転部分(タイヤ、ホイール・ステップ、ホイール・キャップ等)が当該部分の直上の車体(フェンダ等)より車両の外側方向に突出していないもの。』
と規定されています。


要するに、
「タイヤやホイール、ナットを上から見てフェンダー内に収まっているか、
前30°・後50°の範囲で回転部分が突出していないか」
を確認することとなります。
実際の検査では垂を垂らして測定します。


この赤い範囲内でタイヤやホイール、ナットが飛び出していたらアウトです。
回転部分が突出していた場合の対策方法

タイヤなどがはみ出していたとしても条件が整えば適合になることもあります。
その事例を見ていきましょう。
オーバーフェンダーの装着

メリット
- 専用設計のものであれば車検対応しやすい
- 外観も自然
注意点
- 左右合わせて幅20mm以上なら構造変更の可能性
- 軽自動車の場合は、小型自動車に格上げされる
- 全幅変更に該当する場合あり

オーバーフェンダーは指定外部品扱いですが、
左右合わせて20mmまでなら問題ありません。
ただし、測定する検査員によって多少の誤差は発生します。
専用設計でも取付け方によってアウトになる事例もあります。
ワイドトレッドスペーサーを外す

車検時だけ外す人もかなり多いです。

ユーザー自身で取付け・取外しを行う事例も多く、ナットの締め忘れによるタイヤ脱落事故も発生しています。
取付け自体が直ちに悪いというわけではありませんが、
・保安基準の遵守
・適正な締付けトルク管理
この2点は必ず徹底してほしいですね。
タイヤサイズを適正に戻す
- 175/80R16 → 純正タイヤなのでフェンダーがへこんでいない限り問題なし
- 185/85R16 → ほぼほぼセーフ寄り
- 225幅以上 → 突出リスク高
特にブロックタイヤは
サイドウォールの膨らみで突出判定されやすいです。

「車検の時だけ突出していないタイヤへ戻す…」
もちろん車検に適合させることは大切ですが、車検の時だけでなく、普段から保安基準に適合した状態で走行しましょう!
フェンダーモール(簡易対策)

- 片側10mm以内なら有効
ただし、しっかりと固定されていること。

これもオーバーフェンダーと同じ考え方で、左右合計20mm以内であれば適合しやすいです。
ただし、実際の測定では検査員ごとに多少の測定誤差が生じる場合があります。
そのため、『フェンダーモールを付けたから絶対に基準クリア』とは限らない点には注意してくださいね。
2017年6月22日に回転部分突出の基準が変わった!?
タイヤの突出は、2017年6月22日以降、乗用車のタイヤに関しては10mm未満であれば許容されています。 ただし、ホイールやホイールキャップ、ホイールナットのはみ出しは認められていないため、注意が必要です。
また、貨物車(JA11ジムニー)や10人以上の乗用車には適用されないため、これらの車両にははみ出しは禁止されています。

タイヤに限っては10mm未満の突出は認められている…
ただし、この基準は貨物車には適用されないため注意が必要です。
また、認められているのは“タイヤ部分のみ”です。
ホイールやホイールナットが突出している状態は適合となりません。
回転部分の突出は十分に基準を理解することが必要
ジムニーのカスタムは自由度が高く魅力的ですが、タイヤやホイールの変更、スペーサー等の挿入は「回転部分の突出」に直結しやすく、保安基準への適合可否に大きく影響します。とくに前方30°及び後方50°の判定範囲内で回転部分がフェンダー等から外側に出ている場合は不適合となる可能性があるため、見た目だけで判断せず、実際の検査方法(垂を用いた確認など)を意識したチェックが重要です。
ジムニーはリフトアップやオーバーフェンダーレス仕様、ワイトレ・スペーサー装着などのカスタム事例が多い車種だからこそ、「少しの突出」が検査で指摘されるケースも少なくありません。特にホイールナットやタイヤのサイドウォールが基準範囲内で突出していないかは、ユーザー車検・継続検査のどちらにおいても事前確認しておくべきポイントです。
安全性と法適合を両立したカスタムを楽しむためにも、回転部分の突出基準を正しく理解し、必要に応じてフェンダーの追加やサイズ見直しなどの対策を行うことが大切です。見た目のカッコよさだけでなく「検査に確実に通る仕様」に仕上げておくことが、ジムニーを長く安心して乗り続けるための最も確実なカスタムと言えるでしょう。
参照:審査事務規程「車枠及び車体」

回転部分の突出は、不正改造の一例として厳しく見られる項目です。
また、警察による取締りの対象となることもあるため、車検の時だけ対策するのではなく、普段から保安基準に適合した状態で走行することをおすすめします。


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